第二回 「好きな戦法」 <サトウ>

将Giveサトウです。

今回は「好きな戦法」です。
のんびり語っていこうと思います。

が、その前に。
戦型と戦法について、少し前置きをば。

戦型と戦法の違い

あんまり気にしてない人も多いことかと思いますが、
ごっちゃになるといけないんで、一応定義しておきます。

戦型は、相手と自分の形。
戦法は、自分だけの形。

という捉え方があり、サトウはこれを採用しています。

じゃあ戦法の方が上位概念かというとそういうわけでもなく、
戦型が決まってから戦法を選ぶ、というものもあります。
 (「角換わり」の戦形で、棒銀、早繰り銀、腰掛け銀の戦法選択があるという具合に。)

戦型は相手と自分で同じ「ひとつ」のものですが、
戦法は、相手が選ぶもの、自分が選ぶもの、という「ふたつ」があるわけです。

戦法に名前がついていないものもあったり、
戦法=戦型と同じ、というものもあるので・・・

これでスパッと割り切れないもことも多いですが、
おおよそこの「戦型・戦法」で捉えるとGoodです。

サトウの「好きな戦法」は・・・先手横歩取り

サトウの好きな戦法は、先手横歩取りです。

先ほどの前置きをしたのには理由があって、
「横歩取り」は戦形でありつつ、先手の場合は戦法の名前でも言われます。

横歩取りは、後手に選択が多く、後手側の戦法名は豊富なのですが、
先手は「先手横歩取り」と、まぁなんとも言えない名前になります。

好きな理由①独特な感覚で指せる

まず、先手後手問わず、横歩取りという戦形そのものが好きなんです。

飛車先の歩をお互いに切って、角が睨み合う。
いつでも角交換して激しく攻め合いの可能性を秘めていて、
大技がかかる変化も多くて、攻めを考えるのが楽しい。
横歩取りは指していて楽しい戦型です。

序盤から歩を2枚ずつ持ち合っての勝負になるので、
攻めの手がかりを作っていきやすく、
歩での攻めが上手くなるような感覚すらあります。

そして、大駒交換に備えた低い陣形、打ち込みが少ない陣形になり、
攻めには桂馬が活躍しやすい将棋でもあります。

サトウの好きな桂馬が活躍するんですから、そりゃあ楽しいでしょう。

好きな理由②アンバランスなバランス

もう一個、「横歩取りの戦型」が好きな理由にもなりますが、
15手目に先手が横歩を取って、一歩得をした状態で駒組みが進みます。

こんな戦型、他にはないです。
(プロの採用率も高い、優れた戦型であるにもかかわらず。)

普通は、歩を交換したとしても、角交換したとしても、
駒の損得は無い状態で駒組みが進んでいきます。

しかし、横歩取りは違う。
先手は一歩得を果たし、その分、手数がかかってしまい、
後手は手の早さに利を求める・・・

「なんじゃそりゃ!?」

なわけですよ。

そんな、アンバランスな状態で均衡が保たれている、
アンバランスなバランス。

美しいじゃないですか。
この美しさに惹かれて、サトウの将棋再燃のきっかけにもなりました。

好きな理由③何でもかかってきなさい

やっと戦型の部分が終わりました。
続いて戦法の好きな理由なのですが・・・
サトウは、「先手横歩取り」の戦法が好きなのです。

先ほども言いましたが、横歩取りは、後手に選択の多い戦型です。
後手が選ぶ戦法は主に6つあり、

 △8四飛戦法
 △8五飛戦法
 相横歩取り
 △2三歩戦法
 △4五角戦法
 △3三桂戦法

それぞれ、大きく違った展開になります。
後手に先攻され、かつ、激しくなりやすいという特性から、
後手に何を指されるかによって、先手は対応を変えねばなりません。

将棋(横歩取り△4五角戦法)

そう言うと、先手横歩取りは苦労する戦法、と思われるかもしれませんが、
「なんでもかかってきなさい」という感じがあり、
それが好きでもあるんですね。

自分の指す戦法を一つ決めただけで、
これほど多くの形の将棋を指せる、ってことですからね。

将棋を楽しむ、ってことからすれば、
一番いい戦法だとサトウは思うんですよ。

「勝つ」ことだけを目的とするのであれば、
多くのことに対応するのは効率が悪く、大変です。
切り捨てた方がいい戦法かもしれません。

サトウは別に、「勝つ」ことへの執着はそこまで大きくなく、
むしろ「攻め合いの将棋を指す」ことに執着があります。

面白そう!行けそう!って思えばガンガン踏み込みますし、
そういう対局での感想戦にこそ、学びのチャンスがあるのですよ。
 (踏み込んで、悪い将棋にしてしまうと、猛省です。。。
  読みがあまりに雑になるときには、嫌気がさしますね。。。)

将棋に何を求めるか、の部分になりますが、
サトウは勝たなくたっていいと思っていますので。。。
この辺はまた、別の記事にしますね。

番外編 ホントに何でもかかってこられると大変

「先手横歩取り」にならないことが多すぎる、という苦悩はあります。

かかってきなさいとは言ったものの、
ホントに何でもかかってこられると大変です。。。

結構な勢いで角換わりになりますし、
そもそも四間飛車、三間飛車、ゴキゲン中飛車を選ばれることも多いわけで。

そういう意味での苦労が多いのは事実です。
避けようと思えばいくらでも避けられてしまう戦法ですから。

まぁ、それも学びになるんでいいんですが。。。

ホントの初心者・初級者には、おススメしづらい戦法ですよね。
一通りの戦型への対応が出来てきたころに、
指して欲しい戦法です。

おわりに

さて。
だいぶ脱線しましたが、
先手横歩取りへの愛を語るような、好きな戦法の記事でした。

書いてて気づいたのは、相手にある程度合わせるのが好きなんでしょうね。
基本は相手に合わせつつ、自分の主張を通していくような、
そんな戦法です。

この記事を読んだあなたも、ぜひ横歩取りを指しましょう(^^)
サトウと対局する際には、横歩を取らせてくださいね♪

それではまた来週!

将Giveサトウ

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