第五回 「将棋雑学」 <サトウ>

将Giveサトウです。

今回は将棋に関する雑学をお伝えしていきます。
原点に立ち返り、「将棋のルーツ」を語っていきたいと思います。

将棋が如何にして生まれ、発展してきたのか。

既にご存知なこともあるかと思いますが、お付き合いください。

現在の「将棋」の形が出来るまで

9×9マスに40枚の駒で戦う、「将棋」は、江戸時代には既に多く指されていたそうです。

この形に落ち着くまでには様々な将棋の形がありました。
「中将棋」「大将棋」「摩訶大将棋」・・・のように、盤と駒を使って遊ぶという形は同じですが、盤の大きさや使う駒の枚数などが異なる、様々な形の将棋があったようです。

多くは今でいう将棋、「本将棋」よりも拡大したものであり、駒の種類も多く、複雑なものです。

それを遊ぶためのサイトもあるようですので、興味ある方は覗いてみてはいかがでしょうか。

摩訶大将棋

複雑にするか、シンプルにするか。

なんとなくゲームの形が出来て、それを遊んで行くうちに工夫をしたくなるのが人間の性、いつの時代も、創意工夫は楽しいものなのでしょう。将棋も当然、その工夫を凝らしていって数々の「亜種」が生まれました。

争いのゲームですからね、様々な要素を盛り込んでいくうちに、フィールドをどんどん広げて複雑にしていったのでしょう。
しかし、複雑すぎるものは、時間もかかるうえにややこしいです。

庶民たちには馴染めなかったのか、逆に余計なものは削ぎ落して、シンプルにする工夫も生まれていきます。

そうして、手ごろに遊べる今の9×9マスの本将棋に落ち着いたようですね。

いつしか「持ち駒を使う」ルールを生み出してからは、やみくもに広いフィールドでなくても複雑なゲームとして認知され、大きいマスの将棋は廃れていったようです。
 (この持ち駒を使うルールが出来るまで、もどこかでお伝えしたいと思います)

シンプルにすれば、奥深さが生まれる

シンプルかつ奥深く。

これは、サトウの好きなゲームの要素です。

ソロモンの鍵とか、風来のシレンとか、初代マリオカートとか。サトウがハマるゲームの多くは、難しい操作を必要としないものです。シンプルなルールで「あとはプレイヤー任せ」という状態のものは、進化の可能性を秘めます。

工夫の余地が残されれば残されるほど、その限定性の中での試行錯誤が出て面白くなるものです。

そもそもの「将棋」というゲームのルーツ

そんな将棋も、さらにそれ以前のルーツを探ると、インドの「チャトランガ」というゲームとされています。

古代のインドで、戦争が大好きな王様に、側近の僧侶が「争いをやめさせる方法はないか」と考えた末、作ったゲームだと言われています。
戦争しないで、模擬ゲームで我慢しなさいよ、っていうことですね。

駒は、王・将・象・馬・船・歩兵の6種類。
戦争を模したような、というかそのまんまの駒です。
写真でしか見たことはないですが、立体的で装飾され、ちょっとかっこいいです。

王様がそのゲームにどれぐらいのめり込んだのか、どうやってそのゲームにハマらせたかはわかりませんが、チャトランガはゲームとしての発展を遂げていくのでした。

チャトランガからの発展

UNOとか大富豪とか、基本ルールがあったうえで、それを壊さずに独自のルールを追加していくような感じですかね。
「ここをこうした方が面白い」とか、
「いやいやそれ強すぎるから制限掛けてみよう」とか。

面白いゲームは試行錯誤を重ねていくことで、発展していくものです。

そのチャトランガが西洋に広まり、ルールがどんどん改定・発展されていったものが、「チェス」として成立しました。チェスも将棋も似たようなゲームとは思っていましたが、なるほど、ルーツは同じところにあったんですね。

一方、東洋に広まる過程で、チャトランガが様々なゲームに進化していきました。

タイのマークルック、中国のシャンチー、韓国のチャンギなど・・・
これらのゲームは、すべて元をたどればチャトランガに行きつきます。

インドに行く後輩に「チャトランガ買ってきて!」って伝えたのですが・・・
現在ではどうやら宗教的な理由から、普通には手に入らないようです。残念。

将棋と貿易

日本まで行きついて独自の発展を遂げたのが「将棋」になりました。
遠くインドからタイを経て日本に入るまでに、「戦い」であるゲームでありつつ、「貿易」という観点が入っていきました。
珍しいもの=お宝集め、と言ってもいいかもしれません。

駒の名称をよく見ると、1段目にある駒の一文字目には「お宝」が入っています。

玉、金、銀は、いわゆる金銀財宝を。
桂、香は、昔貴重だった香辛料などを表しているんだそうです。
 (なので、本来は王将ではなく、「玉将」です。今は、普通のセットには、王将と玉将の2枚が入っていることが多いですが。)

相手陣の奥にある、お宝をお互いに取り合うゲーム。
そういう観点も取り入れて発展していったのが将棋なのです。

長い長い歴史を経て、先人たちの知恵の結晶で将棋が出来上がったと思うと、感慨深いものがありますね。

おわりに

こういう歴史の末端に今、我々が将棋を楽しんでいるわけですね。
この素晴らしい将棋という文化を、後世に語り継いでいければと思います。

もっともっと話していきたい将棋の奥深さですが、今日はこの辺りで。

ではまた来週。

将Giveサトウ

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