第五回 「将棋雑学」 <砂村>

こんにちは。将棋雑学ということで、私の興味のある範囲で語りたいと思います。

※皆さんが興味あるかは分かりません。というか、むしろ頭の痛くなる話かもしれないのでご注意ください。

私は、英語が専門なので、英語と将棋についてです。

インドのチゃトランガからの派生し、英語圏に渡ったものがチェス・日本に渡り発展したのが将棋くらいはご存知かもしれません。しかし、同じ起源があっても微妙な違いがあり興味深いと私は思っております。

■駒の名前

チェスを知っている方はご存知でしょうが、将棋の「歩」にあたる英語は「ポーン」ですよね。pawnと書きますが、チェス用語でなく日常会話で使うとしたら「質に入れる」という意味があります。

でも、よくよく考えると、駒を一度取られたらもう使われることのないチェスは「質に入れる」というよりは「使い捨て」なのでは?と思いますよね。むしろ、将棋のほうが「質に入れてる」感あります。

■用語の名前

まず、「居飛車」ですが、飛車が居座るのでstatic(居座る)rook(飛車)を組み合わせて、”static rook”と表現します。

面白いのが「振り飛車」で、「振る」と「飛車」を組み合わせるのですが、日本語の「振る」とは少し違ったニュアンスの単語を用います。rangeを用います。色々な意味を持つ単語ですが、語幹としては、「ある一定の幅の中で変動する」というイメージの単語です。このように考えると、日本語の「振る」よりも、対局中に相手の攻めに応じて飛車を移動させることの多い振り飛車の戦い方は単に「振る」というより、”range”だなと感心させられますね。

■戦法の名前

戦法のネーミングセンスもユニークで好きです。試しに幾つかを上げてみましょう。以下の中で想像つくものはどれでしょうか?

・Bishop Exchange Reclining Silver
・Direct Opposing Rook
・Climbing Silver
・Double wing attack
・Side pawn picker

いかがでしょうか?

答えは上から「角換わり腰掛銀」「ダイレクト向かい飛車」「棒銀」「相掛かり」「横歩取り」です。

実は英語にした方が状況を思い浮かべやすいのです。「棒銀」はClimbing Silverですが、確かに銀が飛車の筋を登っているように見えますね。

英語×将棋ということで、少し語りましたが、こんなにも面白い将棋を日本に留めておくのはもったいないと思います。グローバルな社会となり、インターネットの発達により、世界の人々と交流すること自体のハードルは格段に下がっています。将棋もその波に乗って、日本人以外でも普通に将棋が嗜むことができる日を来るといいですね。それを夢見て、今後も活動を続けたいと考えています。

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